「合板」はどんな種類があるの?
工務課長の三原です。
最近はDIYも流行って、ホームセンターなどで大きい「合板」を買って自分で色々作るのも当たり前になってきましたね。
ちなみに・・・「合板」は「ごうはん」と読みます。「ごうばん」と読む人も。
当店のお客様でも中古物件をリフォームしていただき、「一部分はDIYをしたいからリフォームしないようにします」という方も増えてきました。
でもホームセンターに行くと結構色々な種類の「合板」があって、正直どれを使っていいか悩みませんか?
今回はそんな「合板」の種類を、元大工でリファインの工務部隊、現場のプロがご紹介します!
■合板の種類一覧■
➀ラワン合板
②針葉樹合板(ラーチ合板や構造用合板とも)
③ファルカタ合板(やわらかくて白い合板)
④シナ合板(木目が美しいが高い合板)
⑤OSB(オーエスビー)
➀ ラワン合板
見た目はベニヤ板そのままで、ベニヤを合板にしたのがラワン合板です。
★最もかたくて重く、加工がしにくいのが特徴
というのも、成長が遅くゆっくりと時間をかけて大きくなっていく広葉樹がベースとなっているからです。
広葉樹は英語で「ハードウッド」と呼ばれるほど顕微鏡で見ると隙間がないほど中身がつまっていることが分かる、重くて堅い素材です。
② 針葉樹合板(ラーチ合板)
針葉樹合板は別名【構造用合板】。日本の住宅ではこの針葉樹合板が床、壁、屋根に多く使われています。
★ラワンに比べて軽くて加工がしやすいのが特徴
針葉樹は成長が早くて価格が安いため、広く構造用合板として使われるようになりました。
針葉樹の欧州唐松(ヨーロッパカラマツ/ラーチ)の板材を繊維方向が縦横になるように交互に貼り合わせた合板です。
この合板の「ラーチ模様」が好きだ!という人も多く、あえて加工したりクロスを貼ったりせずそのまま木目を見せる「ラーチ合板仕上げ」という方法もある素材です。
③ ファルカタ合板
★合板の中では、最も軽く柔らかいのが特徴
木工初心者にとって扱いやすく難しい加工があってもきれいに仕上げることができる魔法の合板です✨
加工の容易さからDIY合板とも呼ばれています。
ただデメリットも。
・丈夫ではないためへこみやすい
・虫食いの被害に最も遭いやすい
・木材というよりは植物寄りなのでモケモケとした毛並みのようなものが見受けられる
・湿気によるカビが発生しやすい
・柔らかいので重さなどによる耐久性もラワン合板、針葉樹合板と比べると低いため床材には✕
④ シナ合板
シナ合板は表面がシナで、中はワランが使用されてることが多く、合板の中でトップクラスの価格帯で
★強度もトップクラスを誇る合板
いわば、シナは高級合板です!
シナ合板は白色でファルカタと同じ色をしていますが、表面がすべすべしていてそのまま仕上げ材として使われたりもします。
⑤ OSB合板
見た目が他とは違ってすぐ見分けがつくのがOSB。
OSBとはOriented Strand Boardの略で、木片を集めた板です。
★メーカーによっては表面がツルツルしていて滑りやすく、更には固いので加工がしづらいのが特徴
OSBは木片から成るのでエコ対策、強度も十分なことから北米では壁や床につかわれています。
○ おまけで・・・MDF
100円均一でよく見る板です。
木くずよりも小さく分解して圧縮したボードで、
★とても扱いやすく安価なことが特徴
そのためDIYで最も使われているボードです。
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木の板としてよく名前が出る「ベニヤ板」は、「合板」のように木材を貼り合わせていない、1枚の板のことです。
今ご紹介したように沢山の板があるので、どれを選べばいいかわからない・・・となりますよね。
DIYをされる方は、板の特徴と作りたい物、それからDIYの熟練度で使う板を見極めてください!
それでは、よいDIYライフを😊
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