建築用語の語源の言葉
日常会話において、建築用語が語源(由来)の言葉が昔から多く使われています。
本日は一部をご紹介したいと思います。
ろくでなし 平ら(陸)でない凸凹
▶性格が曲がった人
うだつが上がらない 火災予防のため隣家の間に設けられた袖壁
▶心づかい、配慮
建前 基礎の上に、柱・梁・棟など主な骨組みを組み立てること
▶本音に対し、表向きの方針
きくばり 大工が建前の際、適材適所な木を配置した事
▶細部にわたって行き届き、きちんとしている様子
几帳面 柱に面取りを施した刻み細工の事、細部まで丁寧に仕上げられている様子
▶細部にわたって行き届き、きちんとしている様子
大黒柱 建物の中央に位置する柱のこと
▶家や国の中心となって支える人
束の間 「束(つか)」というのは長さの単位、時間の短さを表す
▶ほんの少しの時間
いの一番 板図の記号 横 いろは・・・ 縦 一二三・・・ 最初に建てる柱
▶真っ先、一番先に
らちがあかない 「埒(らち)」といのは、囲いや仕切りのこと
▶物事が解決しない
羽目を外す 板張りの羽目をはずすと意匠がだいなしになる
▶調子に乗って度を超すこと
他に「段取り」「縄張り」「畳かける」「縁を切る」「仕切る」「落とし込む」「根回し」「釘を刺す」など、
本当にたくさんの住まいの言葉が、現代の日本で使われています。
いかがでしたか? 皆さんも良く使う言葉もあるのではないでしょうか?
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