
古民家フルリフォーム 備前市 Y様邸
古民家のもつ強くて温かい力に包み込まれるやすらぎ
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玄関の位置を中央に変更し、現代の生活様式に合わせた住みやすい間取りに。
外観は古色を重ね塗りした鎧壁が白い漆喰壁に映え、風格のある外観を実現しました。
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以前は屋根裏の物入部屋だった空間をロフトにしてご主人の寝室にしました。
冬は薪ストーブのぬくもりが上がり、夏は軒下の高窓から風が入ってくる、居心地の良いスペースになりそうです。
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以前は南面に広縁そして和室が三部屋繋がっていました。
冠婚葬祭、地域の集まりなど多くあった時代には三部屋を開け放って活用されていましたが 、現在は物置きとなっていました。
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細かく区切られていた6畳和室、合計約6畳の玄関の間、8畳の台所、約4畳の和室をひと間のLDKに。
LDKが見渡せる対面式のキッチンのため、散らかりや手元が見えにくいように壁を立て、キッチン前に高めの造作カウンター収納を設置しました。
スパイス入れや洗った食器の仮置きする水切りコーナーもカウンターにビルトインしました。
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2012年竣工 施工期間:135日 築年数:約120年













最初は暖炉を作りたいとのご相談から始まったリフォームでした。
百年以上の歴史を刻んできた古民家。昔は牛を家族のように飼い、屋根裏には蚕棚があったとか。
生活が変わるにつれて土間が床や座敷になり、吹き抜けだった場所には低く天井が組まれていました。
立て直しも考えられたそうですが、先祖代々引き継がれてきたものを一度壊したらもう建てられない。
屋根裏に上がられたご主人は太い梁を見て、蘇らせたいと強く思われ、次世代に受け継ぐために一軒丸々の一大リフォームとなりました。
低く梁が組まれていた天井は、蚕を飼っていた当時の吹き抜けを甦らせ、大胆に梁を見せた開放感のあるLDKにうまれかわりました。
LDKの南面にはTV台も兼ねたフレキシブルに使えるオリジナルのベンチを造作。
座面の下には引き出しや、テーブルのようにして使える収納を作り、こだわりの無垢床の温かみを感じながら床に座ってパソコンを使えるようにもあつらえました。
柔軟な使い方のできる空間になるように、施主様とプランナーで作り上げたこだわりの空間です。